うんち展UNCHI

Tokyo · Free admission

第六展示室 — 常設 No.006

うんち

見られてこなかったものを、
見るための六章。

会期
2026.3.7 SAT — 5.31 SUN
会場
南千住 第四展示室
入場
無料・事前予約なし
展示
全六章 / 出品欄あり
展示へ
渦巻き形状の彫刻、断面図、螺旋階段を並べた三版リソグラフのコラージュ
図01《渦巻き No.1》 三版リソグラフ、紙に直接刷り
00

趣旨

Statement

排泄は、身体が世界へ出す最長の文書である。口にしたものが最後にとる経路であり、公衆衛生がもっとも長く投資してきた対象であり、人間がもっとも多く量ったものなのに、私たちはそれを前にしてほとんど語ってこなかった。本展はうんちを冗談として扱わない。扱わないことで、むしろ可笑しさを残す。

便器が設計される以前、
人間は自分の排泄に
名前を持っていなかった。

展示室入口の壁 / 図録 p.4
章
01 — 06
展示点数
45
所要
約35分
撮影
可・フラッシュ不可
開かれた厚い目録と円形断面の模式図カード、真鍮の拡大鏡を俯瞰した二版リソグラフ
図02《目録と断面》 二版リソグラフ
01

形

Seven Forms

うんちは硬さではなく、形で語る。
七つの形を、紙の上でめぐる。

1948年、小児科医マイヤー・ブロストンの妻ブレンダが、夫の研究に形状の分類を持ち込んだ。以降この尺度は病院で使われ続けている。ここでの並びは医学ではなく、展示のための順序づけ。

04 滑らかなソーセージ スクロールで形が変わる · ← / → でも選べる
02

色

Ink & Bile

色は、食事と胆汁と、ときおり血液が書いた標記である。

卓上のホーロー鍋と木べら、立ちのぼる湯気の螺旋を描いた二版リソグラフ
図03《台所と湯気》 二版リソグラフ

食品、色素、薬剤でも色は変わる。変わりが三日以上続くとき、または黒・赤・灰白が続くとき、それは展示ではなく受診の話になる。

03

歴史

A Short Infrastructure

排便の歴史は、便器の歴史であり、ほとんどは配管の歴史である。

  1. 前7000年頃すべり状の便器

    シリアの集落で、屈折した通路をもつ陶器の受けが使われた。匂いを置く場所から遠ざける、最初の間隔設計。

  2. 古代水で流す試み

    自然勾配と雨水で排泄を建物の外へ出す。技術は局所的に存在し、普及しなかった。

  3. 19世紀下水と都市

    ロンドンは管内に集め、川へ流し、臭いで結論づけた。上下分水の分離が衛生工学になった。

  4. 1960年代洋式便器の普及

    戦後の日本で水洗洋式が住宅に入る。座る角度と配管の内径が、同時に変わった。

  5. 今日届いていない場所

    いまだに安全に管理された sanitation にアクセスできない人が、世界の約4割いる(概数)。

04

系譜

Seven Forms, Interpolated

七つの形は、境目をもたない。連続する物の、七つの切り取りである。

図05《七つの輪郭》 連続配列 — 実線は選択中の中間形
50.0%

左端 = 01 / 右端 = 07。中間には名前がない。名前は常に境界にだけつく。

05

健康

UNCHI Reader

四つの質問で、いまのコンディションを読む。診断ではなく、展示の読み方。

01 — 形
02 — 色
1.5 L/日
7.0 h
周期
現在の読みをPNG画像として書き出します。
—読み尚未

形・色・水分・睡眠を選ぶと、ここに読みが出ます。

    06

    言葉

    A Lexicon

    言語は必ず、排泄のために二つ以上の語をもつ。ひとつは医用で、もうひとつは家庭用である。

    公共便所の陶器式便器の横断面と、壁に穿たれた円形の開口を描いた二版リソグラフ
    図04《便所と開口》 二版リソグラフ
    07

    出品欄

    Open Call

    この展示は開いている。
    形と色を添えて、あなたのうんちを一つ出品してください。